今度の世界まる見え!は夏のミステリークイズSP。
今回は12歳で昏睡状態になってしまった少年が、奇跡の復活を果たす話が取り上げられる。
彼の名前はマーティン・ピストリウス。
いったいどのような話なのか調べてみることにした。
奇跡の復活とは
今回の話の主人公は南アフリカ人、Martinマーティン。
3人兄妹の一番上で、健康で普通の子供だった。
だが、彼が12歳の時、なぜか段々と、体が動かなくなっていく。
最初、医師にもその原因を診断できなかった。
だが、おそらくクリプトコッカス髄膜炎という病気ではないかという診察を受けた。
彼は体が動かせなくなり、最後には、自分の名前すら分からなくなり、植物状態になった。
家族はそれでもあきらめずに介護を続けた。
だが時にはその疲れもあってひどいことをつぶやいたこともあったという。
「このまま死んでもらえたら」
彼はそれを聞いていた。
実の母親からそんなことを言われたマーティンは絶望な気持ちになったに違いない。
だが、彼が16歳の時、意識が完全に戻ったという。
マーティンは、少しずつ回復に向かう。
だが、彼はまだ口がきけず、体が動かせない状態。
そのような状況の中で、自分の意思を伝えることはできない。
昼間は施設に預けられ、身の周りの世話はすべて周りの人に行ってもらっていた。
その頃の彼は周りから話しかけてもらえなかったらしい。
だが、彼はすべてわかっていたのである。
マーティンの生活が一変したのは、マッサージの女性がマーティンに話しかけた時。
その時の反応から「マーティンは、人の言うことがわかるのでは?」と改めてテストして見ると、彼の意識ははっきりしていたのである。
アルファベットを覚え、パソコンの操作を覚え、声のでるソフトウェアにより、自分の考えを話すこともできたという。
仕事も見つけ、ついには結婚までできるようになった。
まとめ
体も意識も取り戻した彼は、彼の母親が言った言葉が忘れられず、相当苦しんだという。
だが、それを時間が解決してくれた。
母親の絶望を理解することを学ぶことができたそうだ。
生きている限りはあきらめたくないものである。